+開始〜+  +2歳半〜+  +2歳9ヶ月〜+  +3歳1ヶ月〜+  +3歳4ヶ月〜+  +3歳7ヶ月〜+
+3歳10ヶ月〜+  +4歳1ヶ月〜+  +4歳4ヶ月〜+  +4歳7ヶ月〜+  
+5歳1ヶ月〜+

<4才4ヶ月>

前回特に宿題が出ていなかったので、家ではその日その日適当に(無計画に、気の向くままに)機能語→絵カード選択、長文エコー、積み木の模倣なんかをやっていました。
野菜と果物の分類もしましたが、「すいか」を果物と教えるか、野菜と教えるか、悩んだ挙句果物として分類させました。
あと、公文の宿題で2語文程度のひらがな読みなども嫌がられない程度に続けています。

+・+・+・+セッションの様子(90分)+・+・+・+

お腹の調子が今一つのこてつは、家に入るなりトイレに直行です。大を済まして部屋に入り、一人遊びを始めました。先生は、最初は黙って近づいただけなのですが、まったく無視。
「こてつくん、こんにちは〜」と声をかけても、自分の世界に入ったままでした。「こてつく〜ん」という先生の声がけ(3度目くらい?)にやっとチラッと顔を上げ、先生を見て「こんにちは」と一言。そしてまた自分の世界へ・・・

机の上に先生が課題の準備をし、「はい、やるよー、座ってー」と声をかけると、それでもとことことやってきて椅子に座れました。エライッこてつ。

まずは、「音声→絵カード」
机の上に絵カードとひらがなカードがバラバラに50枚くらい広げられてて、そこの中から先生の言ったカードを探し出すもの。ひらがなカードについては5、6枚程度なので、ほとんどが絵カードです。しかし、50枚ではプロンプトが必要でした。多くの中から探し出すという作業はかなり困難なようです。そして、カードを半分に減らして、再び「音声→絵カード」。このくらいの枚数になると正解率が上がります。
次は、ひらがなカードだけ10枚ほどで同じことを繰り返し、こてつが成功すると、市販の(家にある)カルタに挑戦しました。カルタは絵があるのでそれがプロンプトにもなりえますが、反面、字が小さくなってしまいます。また、見本刺激は「お」など単音を言うのではなく、「鬼に金棒」など、文章を言うのでさらに難しくなります。
始めは語頭音を大げさな声で強調し、以下をささやき声くらいにして、何の文字を探すのか分からせていました。徐々に声のトーンは普通にしていくのだそうですが、こてつはカルタ5枚位でしかも語頭音をかなり強調(こてつにはほとんど語頭音しか聞こえていないぐらい)して、 1枚目プロンプト付き(もろ、先生がこれだよとカルタを指さす)のあと、何とかできてきたかなーという感じでした。
「正月にはカルタが出来るね(10枚くらいづつ)」と先生に言ってもらえました。そして、これから遊びの中にねぇちゃんを交えてカルタを導入していくといいとアドバイスされました。

少し休憩後、次は引き続き行っている「報告の課題」をしました。
いつもと同じ要領でキッチンで先生とこてつが遊び、こてつがリビングにいる私のところに来ます。今回は初めから私からは何も聞きません。但し、目は合わせて遅延プロンプトを使います。こてつは1回目から、私の前に座ると「ボールした」と自発的に言えました。すごいっ!!2回目は別の遊びをしたに関わらず、1回目の答えを引きずったか、私の前に座ると「ボールした」といいました。強化されないまま私にじっと見つめられると、「てんせいがした」(正解)と言い直す事ができました。
その後も数回、正解が続き、先生と私が役割を交代しました。やりすぎると混乱して直前に遊んだことを忘れてしまうこともありましたが、 正解率は上がりいい感じになりました。
一通り終わると、先生から「では、次の段階のさわりをやっておきましょう」と言われ、また私はリビングで待つ役になりました。
今度はこてつが来ても目も合わさず、知らん振りをするように、そして、トントンと肩を叩かれた時、初めてこてつに気がついたようなふりをして目を合わせてあげてと事前に指示されていました

こてつと先生がまたキッチンで遊び、「じゃぁ、ママの所に言ってきて〜」と送り出されたこてつが私のところに来ますが、私は無視。先生がこてつの手を取り身体プロンプトにて、私の肩をトントンと叩きます。そして私が振り返りこてつを見ます。先生はこてつに「あいうえおした」と正解のモデルをささやき、こてつが「あいうえおした」とエコーします。そして強化。
次回以降はこういったことをするそうです。

また休憩を挟んで今度は「お使いの課題」をしました。
まずは床に落ちている鳴子を取ってきてもらうもの。指さしなどせず、口頭だけで「鳴子持ってきて」と言います。こてつはぐるっと部屋を見て、鳴子を見つけ、かけより手にとり・・・までは満点だったのですが、そのまま鳴子を滑り台から落として遊び始めました。。
もう一回「鳴子持ってきて」というと、今度は滑り台の下に落ちた鳴子を拾って、持ってきてくれました。
次は、少し離れた所(見えない所)ということで、「トイレの戸を閉めてきて」というもの(戸が開きっ放しだったので)。指示後、こてつは小走りにトイレに行き、よっしゃーと思ったとたん「うんこする」と言い、トイレの電気を付けて中に入ってパンツとズボンを脱いでいました。ずるっ(母コケル)
大が終わって部屋に戻り、次はリモコンを渡しながら「これ、テレビの上に置いてきて」と言います。これもリモコンを持って即移動。背伸びをして、一生懸命テレビの上に置いてくれました。が、褒めたその瞬間、テレビの上が斜めになっているらしく、ずるっとリモコンが滑り落ち、電池の蓋が取れ、電池が飛び出しました。
「壊れたねー」とこてつ。この「壊れたねー」というタクトも報告の一つであるということで、先生にかなり褒めていただきました。
ちなみに私がリモコンを直してテレビの上に置きなおす(←この時点で私オカシイ)とまた、リモコンが床に滑り落ちてしまいました。ガッシャーン!

強化には未だにお菓子を使っています。
先生「クッキーいる人〜」
こてつ「は〜い」
先生「クッキーいらない人〜」
こてつ「いるひと〜」
もう、引っかからなくなりました。クッキーとチョコを用意して
先生「どっちがほしい?」
こてつ「こっち」クッキーを指差し
先生「どっちがほしい?」クッキーとチョコの場所を入れ替えて
こてつ「こっち」クッキーを指差す
先生「どっちがほしい?」また場所を入れ替え
こてつ「こっち」クッキーを指差し、こてつはチョコよりもクッキーが好きなようです。

次回のセッションの時に課題で使うから教材を作っておいてほしいと言われました。上下左右など位置関係を教える為の教材です。牛乳パックを9つ使って作るのですが、また詳細は実際作って使用してから、このコーナーやマンガの方に描こうと思います。

宿題は
・ひらがな読みはどんどんすること(ノンタンとか簡単な絵本など使って)
・後は、色々とやり過ぎるのではなく、今までのスキルを復習しておくことでした。


<4歳5ヶ月>

あんまり絵本は読んでないけど、とりあえず公文のこくご(2語文の読み)を日課にはしていました。量的には大した事ありませんし、日課といいつつ2日に1回ペースか??。あんまりやらせるとこてつが嫌がるので。
あとは時々分類や積み木の模倣など。あ、そう言えばイントラバーバルで、「お名前は?」→「やまもとこてつ」だったのを、「お名前は?」→「ぼくはやまもとこてつです」に変更しました。「いくつ?」に対しても「4さい」から「4さいです」に変更しました。
机に座るのが嫌なときは、ベットで飛び跳ねながら「バナナってどんなの?」って聞いて「くだものっ」と答えさせたり、同様に「りんごってどんなの?」→「くだものっ」とか。とりあえず「くだもの」「どうぶつ」「のりもの」は答えられるかな。
巷ではクリスマスムードいっぱいです。こてつもツリーを見ては「ツリーやねー」と言い、ジングルベルの歌を歌います。。が、やっぱりそこまで止まり。サンタさんがやってきて、自分にプレゼントをくれるというところまでは理解していません。説明しても(゚∀゚?)。しまじろうのビデオを見ても(゚∀゚?)

+−+−+セッションの様子+−+−+

相変わらず、先生に「こんにちは〜」と挨拶されても知らん振りで自分の遊びたい事をしているこてつ。
まずは、「カルタが上手になりました」と私が自信マンマンで言ったのでカルタを行いました。コタツの上に絵札を12、3枚並べて開始しました。初めボーっとしたりもしましたが、乗ってくると真剣な目つきで探し、「はい」と絵札を叩いてます。語頭音を特に強調した読み方をしなくても普通に「無理が通れば道理引っ込む」と言われると「む・・む・・むやねぇ・・」と探します。1セット目はこてつのみに取らせ、出来を確認されました。ここで、絵カード選択などのマンガでも描きましたが、あと1枚になった時にフェイントをかまして違う札を読む・・・という事を行っていなかった私(応用が効きません)。こてつは後1枚になると何を言われても「はい」と言って絵札を叩く子になっていました(汗)。フェイント札を読んで、こてつが取ろうとするのを未然にブロックするという事を先生が何度か繰り返し修正を行っていました。
2セット目以降は、こてつがだけが絵札を取るのではなく先生又は私というライバルも登場して行いました。ちなみに1セット目は絵札を取る度に「すごいっ!!」などと褒め、最終的に大好きな強化子を与えましたが、次からは勝負形式です。こてつがきちんと絵札を探しているときは待ちますが、ボーーっとしたり自分の世界に入ると容赦なくライバルが絵札を取ります。こてつが上手に札を取ると褒めるのではなくライバルは「くそ〜」「くやしい〜」など言いつつ演技をします。そして最後に取った札の数を数えてこてつが負けると強化子はなしになります。強化子なしになった時は、本人はすっかりもらえるつもりだったのでさすがに怒って泣きました。
先生の方からは、怒って泣いてもこうやって「勝ち負けの概念」を付けるようにと言われました。自分が勝つため、もっと集中して取り組めるようにするための演出だそうです。

次に空間概念を教える課題をしていただきました。先月、牛乳パックを使って作っておいてといわれていた物を使用します。マンガにも描こうと思っていますが、牛乳パックを9つ用意し、底から10センチ位のところでグルリと9つ全て切ります。それを切り口を同じ向き(こちら向き)にして縦3横3で少し大きな四角にして固定します。それで出来上がりなのですが、それをビルのように切り口を手前にして立てます。そして真中の部屋にパンダを入れました。ここからスタートです。
先生が「パンダの上」と言いながらこてつに積み木を渡します。こてつは積み木を受け取り、パンダのいる部屋の上の部屋に積み木を入れます。
先生が「パンダの下」と言いながらこてつに積み木を渡します。こてつは積み木を受け取り、パンダのいる部屋の下の部屋に積み木を入れます。
これをランダムに繰り返し、上下が間違わない事を確認しました。
次に先生が「パンダの右」と言いながらこてつに積み木を渡します。こてつは積み木を受け取り、パンダの部屋の右下の部屋に積み木を入れます。
先生が「パンダの左」と言いながらこてつに積み木を渡します。こてつは積み木を受け取り、パンダの部屋の左下に積み木を入れます。
これをまた何度かランダムに繰り返し、左右は間違いないけれども、「パンダの」という起点の部分を弁別していないことが分かりました。そこで、「パンダの・・・」と言いながら指さしと身体プロンプトを使ってパンダを触らせました。そして、「・・・右」と言いながら身体プロンプトでこてつの指をパンダの右の部屋に移動させました。 こてつは左右に関してはこの間違いをその後も何度かしました。そこで、先生がパンダの上の部屋にブタを下の部屋にネコを入れました。そして「ブタの右」「ネコの左」などと指示を出していました。不思議な事にネコやブタだと間違わずに出来ていました。ここまで進んでこてつも学習したこと、ネコとブタが入ったことで逆に弁別しやすくなったのだろうと、先生から説明がありました。

最後は「クラス概念」をしました。先月セッションで少し先生がこてつに行っていたのに、私がすっかりここに書くことを忘れていたものです。
こてつと先生が向かい合って座り、先生が「動物」と言ってパーの手を出します。先月???状態だったこてつは、先生が「犬、ネコ・・」と言いながら指を一本ずつ折るのを眺め、そして先生にプロンプトされて、エコーで動物の名前をいい、4本まで指を折りました。最後の一本は先生も遅延プロンプトを使用してこてつからの自発を待ち、動物の名前が言えたのです。同様に果物も5本の指を折りながら・・・4本まではエコーをさせ、5つ目は自発で言えた状態でした。
前回は全然できなかったのですが、今回は動物・果物に関してはプロンプト無しですぐに3つくらいは出て、後は考えながらそれでも何とか言えていました。その後先生が「家族」と言って5本の指を立てました。家族なんて言葉、多分こてつは知らないし、先生も「これはまだ出来なくてもいいですけどね」と仰っていましたが。。何を言うかと思うと「ごはんっ」と勢い良く答えていました(汗)。先生に「パパ、ママ、」と2本分プロンプトされ、それをエコーさせて遅延プロンプトで先生が待ちを入れ ると、その後自力で「あかちゃん、じぃちゃん、こてつくん」と答えました。えらいっ!!!でも、あかちゃんは我が家いないし、ねぇちゃんやばぁちゃんも忘れちゃ可愛そうだよ。次には「飲み物」と先生が5本の指を広げました。またまた???状態のこてつに先生が「お茶」とプロンプトしエコー。するとまた「ごはん」と言うこてつ。先生が指を折りながら「お茶、牛乳」と言います。こてつもエコーしますが、その後が続かず・・・またプロンプトで「ジュース」と言った後、「コーヒー」と自発で言え、最後はまた詰まって「お水」とプロンプト→エコーでした。次は「色」、これは先生のプロンプトが2つで後の3つが自発で出ました。「からだ」は先生のプロンプト1つで後4つは自発で出ました。確か「耳、鼻、口、髪の毛」と初めの4つが顔のパーツだったので顔と思ってるかな?と思っていると最後に「あし」と言ってくれ、いい意味裏切ってくれました。
「家族」を先生がもう一度言わせましたが、その時「ママ、パパ・・」とプロンプトしました。(先ほどと順番を変えたのです)が、続くこてつの答えはすらすらと「あかちゃん、じぃちゃん、こてつくん」と先ほどのコピーのようなお答え。そこでまた先生がもう一度行い、こてつが丸覚えのような台詞を言う前に「ねぇちゃん」や「ばぁちゃん」をプロンプトしていました。先生の説明では、最初は順番で覚えても構わないけども、すぐに順番で固着してしまうのが自閉症の子ども達の特徴なので、一旦学習させたら、わざと順番崩しをやっておくのが秘訣なのだそうです。

今回は報告の課題はやっていません。1月お休みして、また来月復習から入っていこうということでした。


<4歳6ヶ月>

公文のこくごのひらがな読みが2語文から3語文になりこてつの拒否が強まりました。公文を続けるかどうか?を正直悩んでいます。
ABAの方は根を詰めることなく、ぽつぽつと行っている状態でした。「クラス概念」はいつでもどこでも出来るので、机とは離れて日常の中で適当に行っていました。前回セッションで行った「色」「家族」「飲み物」「からだ」に加え、「でこぼこフレンズ」とか「アンパンマン」とか(キャラの名前)食いつきは良いけど知識にはなりそうにないことをやったり。「くだもの」「やさい」「どうぶつ」「のりもの」などオーソドックスな所は取り合えず忘れず。。
そして空間概念に関しては単純に「○○の右」などはほぼ間違いなく出来るようになったので、たまに思い出せば行う程度にしていました。
カルタは幸い?大好きになってくれ、自ら「カルタする」と持ってくるようになったのでねぇちゃんと共に行っていました。いつも「犬棒カルタ」をやっているのでことわざとかを覚えてしまって、独り言に登場するようになりました(汗)。園に迎えに行くとこてつが「あたまかくしておしりかくさずー」とか大声で言いながらピョンピョン飛んでたりしてます(大汗)。先生方にはウケウケですが、、どう思われてるやら。。園でクリスマスプレゼントに貰った「アンパンマンカルタ」も最近時々するようにもなりました。

ーーーーセッションの様子ーーーー

私が「カルタは大好きになって、取るのが早くなりました」など誇張した事を報告していると、こてつが「カルタする」と言い出しました。そこで先生が「じゃぁ、こてつくんがカルタ持ってきてー」と言い、こてつがいつもの「犬棒カルタ」をコタツに持ってきました。そしてセッションが始まりました。先生が札を読み、私vsこてつです。
が、困ったことにこてつが私の膝に座ってしまい、一人で座らそうにも「ママといっしょ」と言って抵抗をします。これはいつも私が札を読み、ねぇちゃんとこてつを対戦させていていたのですが、コタツの天板が高いため、ついつい自分の膝の上に座らせていたのが習慣になってしまったようです。今回は、ミッフィーちゃんの椅子に座らせることで、ようやく始めることが出来ました。 30枚くらいで行いました。
途中やはり大好きな絵札に心を奪われて、先生の読みが聞けなくなる場面もありましたが、それでも先生はこてつの上達ぶりに驚かれるほどでした。私が札を見るのが面倒なので、いつも自分の覚えている絵札でばかり行っていたので、あまり馴染みのない絵札ばかりになると集中力が途切れることもありました。これに関しては「3回くらいに分けて全ての札をしたほうがいい」と先生からさりげなくアドバイスが入りました。
終わった後は札の数を数えますが、その後「こてつくんの勝ち〜」とか言っても反応のないこてつの状態に、「まだ勝ち負けは分かっていませんか?」と先生からチクリと痛いところを付かれました。そうです、家で行っているときは殆ど数えて終りになっていたので、前回のセッションで言われていた強化子を用いてのシビアなカルタを行っていませんでした。反省です。
そのため、今回のセッションでは、計4回カルタを行いました。4回のうち、2回目はこてつを負けさせ、目の前で強化子が通り過ぎて母親が食べるという悔しい思いをさせ(もちろん泣き)ました。 先生からは「家でする時は5回中1回くらいはこてつくんを負けさせて下さい、それといつもお母さんが読むのではなく、ねぇちゃんに読ませたりもして下さい」とアドバイスいていただきました。

カルタが終わると次は2ヶ月ぶりの「報告の課題」です。2か月ぶりに維持しているかどうか、最初は前回と同じレベルの報告ができるかの確認テストでした。4回中4回成功でしたので、維持は合格をいただきました。今回は、ここからが本番ということで、やり方を教えてもらいました。最初は、 いつもの様に先生がキッチンでこてつと遊び、私はリビングで椅子に座って待っています。先生と遊んだこてつが「じゃぁ、お母さんの所に行ってきて」と言われて私の所に来ます。クネクネと私にくっついたりしながらも「ボールした」と報告してくれますが、私はわざと無視してこてつと目も合わせません。こてつは私がソッポを向いているので「ボールした、、、ボールした」と私に訴えてくれます。少し様子を見ていた先生がこてつの傍にやってきて「ママ・・・」とプロンプトで言わせます。こてつに「ママ」と言われて初めて私はこてつを見、「はーい」と返事をします。そして「ボールした」の報告を聞いて強化しました。つまり、今回からのターゲットは「ママ、○○したよ」というように、呼びかけ行動を自発することだということです。 2試行目もすぐには「ママ」と言えず、知らん振りする私に「てんせいがした」と報告をしてくれますが、遅延プロンプトで「ママ」の言葉は出ました。その後3試行ほど行いましたが、全てスムーズに「ママ」は出ませんでしたが、遅延プロンプトを使うことで引き出すことが出来ました。
先生には4試行ほどは音声のプロンプトが必要だと思ってたと言われ、今回の出来に、「1回の修正プロンプトで出来るようになるなんて、成長したなあ」と言っていただけました。
そして、私と先生が交代しました。私がこてつとキッチンで遊び、こてつが先生に報告する・・・はずが全然出来ませんでした(悲)。初めは「ヨーヨーした」と報告していたのですが、報告の前に「おくだせんせい」と呼びかけ注意を向かせる為のプロンプトが私がとっても下手だったようで、こてつもどうすべきなのか分からなくなったようです。しかも、「先生の所に行って来て〜」というと、こてつは「ママといっしょに」など言って私から離れたがらなかったり。。先生も多分椅子に座って待ちながらイライラされたことでしょう(汗)。

先生からはこてつが私にべったりになりすぎている事を指摘され、日常の私の対応がこのべったり度を強くしてきてしまったと言われました。こてつのこれからの課題は母離れだそうです。こてつと離れていて私が帰ったときに「こてつくーん、ただいま〜」ハグハグ、、のようなことはやらないように!さりげなく「ただいまー」と帰ってください。行くときも帰る時もさりげなく!ということでした。様子を見てみます。頑張れ!こてつ。頑張れ私。

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