+開始〜+  +2歳半〜+  +2歳9ヶ月〜+  +3歳1ヶ月〜+  +3歳4ヶ月〜+  +3歳7ヶ月〜+
+3歳10ヶ月〜+  +4歳1ヶ月〜+  +4歳4ヶ月〜+  +4歳7ヶ月〜+  
+5歳1ヶ月〜+
<3歳4ヶ月>

日常の会話(独り言も)は2語文がメインで、時々3語文という感じです。「パパ、ねんねしゆうねぇ」「こてつくんする」「ママ、ぴょんぴょんして」・・・こんな感じのお喋りをしています。
    
    
・色×物カードの命名
まだ、苦手です。嫌いな課題のようです。色のみのカードを見せるとすらすらと何色かは言えるのですが、色×物になると、色を間違ったり、物の名前を間違ったり。

    ・ひらがなのカード読み
なかなか50音が完璧になりません。調子のよい日はすらすら間違わずに言えるのに、調子の悪い日は「何て読むのか思い出せない」というような様子をしています。効率のアップを目指してひらがなビデオなども見せてみました。

    ・長文エコー
ぶっちゃけ課題としてはやっていません。日常生活の中で場面場面で必要に応じてエコーを促しています。

     ・イントラバーバル
色々なパターンが出来ました。ちなみに園で好評なのは「志村けん」→「あい〜ん」(手付き)で、クラスの先生や加配の先生が面白がってやっています。
他に日常生活に役立つシリーズでは「食べる前には」→「いただきます」、「パパの名前は?」→「てつひろ」、一般的なものとして「はっけよい」→「のこった」なんかがあります。私がやってるこの課題を見て、姑が「これなら私も出来る!」と、私がねぇちゃんのピアノなどにかかってる時にやってくれてるのですが、どんどん脱線して、イントラバーバルというよりも「質問と答え」になっていってます。

     
・機能語→絵カード選択
4択にしているが、言葉の理解が進んできたようで選択自体は困難ではなくなった。カードを手渡してくれる時に私の言葉のエコーではなく、そのものの名前を時々言うようになった。

     
・歌を歌わせて、途中で別の歌に切り変えさせる
しょっちゅう忘れてますが、思い出した時にやってます。主はお風呂の中でが多いかな。独り言でよく歌ってる歌(こてつバージョンの替え歌だったり)でやってます。切り変えはスムーズな日とそうでない日があります。

*=*=*=セッション=*=*=*
悲しいくらいにトリップしまくっていました。切り替えが悪く、何度も先生が現実の世界に連れ戻してくれたのですがこちらでの滞在時間が短すぎ・・・課題もあまり進みませんでした。せっかく先生がこてつの次の課題を用意してくれていたのに到達せず(涙)。最近「今日はサボっちゃえ」という日の割合が多くなりすぎたのかもしれません。そのツケをまざまざと見せられた気がしました。
・機能語→音声言語で答える:出来るようになりました。と先生に言ったものの、実際はトリップして答えず、プロンプトで絵カード見せても映らず。先生に現実に引き戻された時のみ答えていました。そこで、音声のみで教えたイントラバーバルと組み合わせて課題を進めていまし た。 例えば(機)「おてて洗うとこ」→「水道」の次に(イ)「パパの名前は?」→「てつひろ」・・・みたいな感じで。すると、音声のみで教えたイントラバーバルへの反応が 比較的いいので、機能語から音声言語のイントラバーバルも多少ひきずられて 反応がよくなりました。家で私が行う時もイントラバーバルと明確に分ける必要はなく、一緒にしていけばいいということでした。
・機能語→絵カード選択:こてつの状態からまだこの課題をしっかりとやっておく必要があると言われました。エコーさえもボロボロ状態だったので。
・お使いの課題:トリップしていたので、あまり進展が見られませんでした。
今回は先生からも、課題を1つ1つきちんとこなしていかないといけない。そして定期的に復習もしないといけないと言われました。ちょっと先に進むのは小休止だそうです。今までしてきたことを確実に・・・これが今回の宿題のようです。
そして椅子に座る時、いつも私が迎えに行っていてそれがこてつにとって楽しい遊びになってしまっているんで、椅子に座るのは声をかければ自分で来るようにすることとも言われました。


<3歳5ヶ月>

    ・絵カードの命名
一応イイ感じ(どんな?)でできてます。10枚1セットにして連続言わせるという形にしてあります。
10枚のうち1枚か2枚知らないカードを入れて、プロンプトで教えてエコーさせて、そのカードはまた後に回してもう一回言わせる。プロンプトが必要だったカードは翌日も施行する。

    ・機能語→絵カード選択
嫌がらない程度にやっています。完璧に何だか知っているカードを使って、指示は同じカードでも少しづつ言葉を変えて言ったりしています。

++++セッション++++
今回は兎に角、声をかけただけで自主的に椅子に座る!という事をしていきました。机の課題もですのでシールトークンのみで強化をし、すぐに離席をさせる事を繰り返していく感じで、先生曰く「座らせたければ、座らせない!(きっぱり口調)」だそうです。
こてつがおもちゃで遊んでいる時、私に甘えてきている時に声をかけパッと切り替えをさせる。すぐにイラれてしまう私なら、とっくに迎えに行ってるという位の時間(だいたい声かけしてから長くても1分以内とのこと)でも先生は待ち、そして自主的に来て座れると褒める褒める。1分経過しても来ない場合、迎えに行くかかわりが強化に ならないように、静かにこてつに近寄って、課題グッズの1部をさりげなく渡 して着席を誘導するプロンプト。下手にやるとここでのやりとりを強化してしま うことになるので慎重にとのこと。もちろん、プロンプト付きでも座れたら強化。
褒める為に、自主的に来るのを待つ・・・私が出来ていなかったことで新たな発見でした。また、椅子に長時間座らせない、課題は楽しく、(これはそこそこ実践してるつもりでしたが)を続け、たまにぽつぽつとイントラバーバルの課題を挟みこみ・・・という具合で1時間が終了しました。
今回の宿題もデスクの課題は新たなものはなく、今までのことを続けていくこと。大事なのは一言声をかけるだけ、また目が合うだけでパッと切り替えをして椅子に座りにこれること。その為に机でどんどん楽しいことをすること・・・
先生のこちょこちょ攻撃やブルブル攻撃に今回こてつは体を固くしたそうです。触覚過敏が少し強くなっているようなので、風呂上りなどリラックスタイムにマッサージを取り入れてみてとアドバイスをいただきました。

セッション後は、楽しいことを机上での宿題に、大好きなキティのPCを机でしたり、本の読み聞かせをしたり、ビーズをしたり、好きなおもちゃで遊んだりしています。おかげで自主的に座る頻度はアップしましたが、課題はあまり出来ていず・・・あせって最近読み聞かせ1ページごとに課題1施行・・・なんてしていますが、今度はシールトークンを使っていないとまた注意を受けそうです(汗)。


<3歳6ヶ月>
自発的なおしゃべりに関しても、特に変化のない状態の日々です。

    ・機能語→絵カード選択
私の語彙があまりにも未熟で、問題の出し方もかなり単調になっていました。例えば「りんご」だと、4択の中に他に果物を入れないようにしておいて「果物ちょうだい」とか。
ま、これは後にセッションの時に先生に「え?(絶句)」と言われました。もしもこれを見られてこの課題をされる方がいましたら、「赤くて丸いもの」「美味しくて赤いもの」・・・など特徴をきちんと言ってあげるようにして下さい。

    ・絵カード命名
クラックのカード制覇を目指していましたが、まだあと20枚くらい残っています。

    ・長文エコー
あまりやってませんでした。(というか殆どやってなかった)、で、セッションの時に「今どの程度できますか?」の質問にシドロモドロ、「じゃ、今やって下さい」に 「ゲ、ヤバッ」

====セッション====
またまた泣きから入ったこてつ。今回は寝起きでご機嫌悪い状態でのスタートでした。
が、泣いている状態でもイントラバーバルが出来ていることを誉めらました。泣いてグズグズしている時はなかなか私から離れられないのですが、イントラバーバルなどの課題でごまかしごまかし、建て直しをはかり机に座らせました。机の課題も初めはシール貼りトークンのみで強化を繰り返し、そうこうしているうちにすっかり先生のペースにはまってノリノリ(に見えました)。
・機能語→絵カード選択:絵カード4択。トリップしながらも何とかこなしていました(と思う。メモってないので忘れた)。
・機能語→絵カードなしで答える(イントラバーバル):これもトリップしながらもきちんと聞けたときは答えていました。
   先生「ガタンゴトンガタンゴトン、乗り物」
   こてつ「電車」(即答ではなく、こっちの世界に戻ったときに答える)
   先生「すーいすーい、泳ぐの」
   こてつ「おふね」(かなり考えて答えていました。この答えは多分絵本の「よっちゃんお舟にのってすーいすい」から答えを出したと思われます)
       普通、答えは魚とかだけどね。
   先生「ぶーぶー、乗り物」
   こてつ「じどうしゃ」
 一部ですがこんな感じです。
・長文エコー:2〜3語文の長さ(例:「椅子を片づけましょう」くらいのレベ ル)。はじめはモデルを2回ほど聞いてようやく答える感じでしたが、そのう ち1回で即答できるようになってきました。たった数ヶ月前は全然だったことからすると大進歩したことを褒められました。確かに進歩したのでしょう、奥田 先生は以下のような課題を試験的に始めました。
このエコーの課題のときに強烈に刷り込まれているイントラバーバル「お名前は?」→「やまもとこてつ」を挿入してみる
するとやはりエコーではなく「やまもとこてつ」と答えていました。
10施行くらいエコーをした延長に入れたのですがそれでもこてつには「お名前は?」もエコーするのだという流れがつかめていません。
試しに「お名前は?」の前に「真似して、、お名前は?」と言ってみましたがやはり答えは「やまもとこてつ」
つまり、流れが読めないばかりか、「真似して」の意味さえ理解していなかったということが判明しました。
ジャブを食らった気分です。
衝撃はそれだけでは終わりませんでした。
  先生「やまもとこてつくん」
  こてつ「はーい」(片手も挙げる)
  先生「コメッキー(お菓子)いる人〜」
  こてつ「はーい」
  先生「やまもとほにゃららくーん」
  こてつ「はーい」
  先生「なかやまきんにく〜ん」
  こてつ「はーい」
  ・・・・・・・
  正直「マジ?」と思いました。今度はボディーブローくらい。私はこてつの何を見、過大評価していたのでしょうかね。
・絵カード命名:これは誉められました。かなりすらすらと答えられていましたから。
ーーー
あと、課題で行き詰まっていること、質問などとなった時、最近悩んでいる「色×物カード」の命名に進歩がないことを告げました。色だけを答えさせるとほぼ間違いはないのに色×物の2語文になると間違うという問題です。先生は絵カードにランダムに色カードを入れていき、色の命名をさせていました。すると色カードは絵カードに比べ正解でもさっさと言葉が出ず、ワンテンポ遅かったりしており、結果、まず、今のような感じで色カードを絵カードに混ぜ、色を瞬時に言えるようになれば、色×物になっても大丈夫だろうということでした。つまり、絵カード命名に色カードも混ぜて、フラッシュカードの速さを目指しなさいということでした。
もうひとつの悩み、ひらがな50音は読めるようになったのに単語は読めないことをいうと「アナグラム」を紹介され、教材の作り方、使い方の細かい注意点を指導していただけました。近々作るので、出来れば画像と共に説明もアップします。
ーーー
今回も感覚の過敏が以前よりも強くなっていることを指摘されました。マッサージやら体を使った遊びやらもしてるつもりなんだけどね。
そして、今後1年くらいの課題について説明がありました。1年かけてここくらいのレベルまで持っていければ・・・のような。
具体的には、@現在機能語を聞いて答えをチョイス出来ている。Aイントラバーバルも可能Bこの2つから逆に単語説明が出来るようにしよう。
つまり今「ガタンゴトン、乗り物」に「電車」って言えているのを、逆に「電車ってどんなの?」に答えられるように。乗り物、ガタンゴトン走る、線路を走る、駅に止まる・・・答えは何でもありですが、それが2〜3以上の答えを言えるようにということです。今のこてつは出来ません。
予後的な話になった時、先生に
*こてつくんのベースである自閉症は決して軽くないし、むしろ重い方だ
*今これだけ言葉が出てきているのは、この1年やってきた家庭療育の成果(感 覚の過敏は一番伸びていない部分)
*自閉症状は重いほうなので、これから色んな壁にぶちあたるでしょう・・・
と言われました。これらのことは以前から常に頭にあったことなので「そうだろうな」という感じに受け止めました。なぜなら、こてつは生後1ヶ月で髄膜炎に罹り、1歳未満で罹る髄膜炎の長期的予後が、脳波の異常、脳の萎縮、運動障害、知的障害・・・軽度も含めるとこれらが7割くらいの子供に見られるというデータを見て以来、自閉症+αの問題を抱えていることは覚悟ができていましたから。
ーーーー
そして宿題
・機能語→絵カード選択 / イントラバーバル
・長文エコー
・ひらがな(アナグラム)2音、3音


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