+開始〜+  +2歳半〜+  +2歳9ヶ月〜+  +3歳1ヶ月〜+  +3歳4ヶ月〜+  +3歳7ヶ月〜+
+3歳10ヶ月〜+  +4歳1ヶ月〜+  +4歳4ヶ月〜+  +4歳7ヶ月〜+  +5歳1ヶ月〜+


<5歳1ケ月>

夏ですね。今年も(私と上の子が)よさこい練習のため、こてつは犠牲になって殆ど家での訓練はできていません。練習にいつも連れて行っていたので、あの独特の音の刺激には慣れてくれたようで、喜んで練習についてきていました。また、今月は机の課題はできなかったけど、「立って男トイレでおしっこをする」を練習していたので、踊りの練習に行くと、そこの男トイレで必ず用を足していました。まだトイレの入り口でズボンとパンツを脱いでしまって、下はフリになってトイレに入っていくという方法でしたが。大分上手になりましたよ。トイレの後はちゃんと流しています。手は声がけのプロンプトがないと洗わないのですが。。

:::セッションの様子(90分):::
部屋の入り口と廊下の境のドアは、ガラス張りになっているので、ドアを開ける前から部屋の中の様子が見えます。こてつはドアを開けようとして、地球儀を眺めている奥田先生に目が行きました。奥田先生がメガネを外している。。。こてつは急にドアを開けられなくなり「おくだせんせい、メガネかける」「メガネかけて・・・」と不安げに独り言を言い始めました。私が別のドア(キッチン側)から部屋に入り、「YES/NO」課題のための桃の準備などしている間も、こてつは部屋に入れず、廊下側で「メガネ・・・」と言い続けていました。。私の準備が整い、こてつを迎えに行き、手を繋いでようやく部屋にはいることができました。

まずは久しぶりの非公開課題。これははじめ忘れていましたが、すぐに思い出し、合格をもらいました。
次に「YES/NO」。今回はモモと梅干にしてみました。前回、ニンジンの時は嫌でも「はい」と言ってしまい口に入れられていましたが、今回は、食べたくないのに「はい」と言ってしまって、口に入れられるのを嫌がった時点で奥田先生がプロンプトを行っていました。前回と同じく、先生が紙の右に「はい」左に「いいえ」と書き、プロンプトして何度か教えると、「はい」(食べる)と「いいえ」(食べない)を理解し、先生の「○○食べますか?」には正反応を示すようになりました。ちなみにモモと梅干の置いている位置は不定期に入れ替えながら課題を進めていました。正反応が続き、次は視覚的なプロンプトの紙を机の上から除き、何もない状態(つまり前回できなかった最初のトレーニング手続き)で、答えさせました。今回、とうとう間違わずに答える事が出来るようになりました。とりあえず第一段階はクリアのようです。次回以降、要求以外の文脈でのテストとトレーニングをしてくださるそうです。
次は「なぞり書き」です。これは宿題になっていたので、一応数回家でしてみたというお粗末な状態でした。それに、こてつのこだわりを完全に無視するように注意されていたのに、無意識に相手をしてしまって強化していたことの問題が指摘されました。先生からはその実施状況に対し、「なぞり書きのような課題は、するなら決めた手続きどうりやる。手続きどうり出来ないなら、時々やるのではなく、全くやらないでいて下さい」と言われました。理由は変な癖をまたつけてしまうかもしれないからだそうです。もし、毎日実施していると、癖もまた修正されていくけど、時々の実施になると修正されないままになるからということでした。そして、先生と課題をした結果、少し悪い癖(ゆっくり慎重に書かない)が出てきているので、家では今回は宿題にしませんと言われました。
なぞり書きは、前回と同じく直線(縦)と直線から曲線(ひらがなの”し”の形)を行いました。プロンプトを外すとカーブのところではみ出したりするので、先生がこてつの手背部をプロンプトとして抑え、スピードをコントロール、且つ口頭でも「ゆっくり書くよ〜」とプロンプトしていました。今回は最後までそのプロンプトを外す状態になれず、次回以降に持ち越されました。
課題後、先生の「コアラ食べる人〜」(強化子にコアラのマーチを使っていました)に「は〜い」と答えるこてつ。「先生が食べる〜」と先生に言われ「こてつくんがたべるっ」と必死なこてつ。「ゴミ箱に捨てる〜」と先生に言われ「捨てれんが〜」と答えるこてつ。先生から「捨てない」ときちんとした否定形をプロンプトされ、その時は「すてない」と言えるものの、次また先生に「ゴミ箱捨てる〜」と言われると必死に「捨てれんが〜」と答えるこてつ。何回やっても同じ言い方しか出来ないこてつでした。
先生と全体的な話として、上記した現状の排泄状態、まだ手掴みが出る食事の状態(箸などとんでもない、スプーン&フォークです)、自分で服の裏表確認して着衣できないことなどの話をし、あと一年(年長の夏まで)で、それらのADLの自立レベルを高めていきましょうと言われました。これらは机上の課題のように急に身に付くものではないから日々の生活の中で継続して取り組んで下さいとのことでした。


<5歳2ヶ月>

今月は脳波の結果のお話を聞きました。こてつはてんかん波が2箇所から出ているそうです。今すぐには薬物の対象にならないけど、発作(思春期までには出ますと宣言されました)が出た時点から薬物のコントロールをしましょうと言われました。とり合えず、定期的に脳波を取って変化がないか様子をみていくとの事でした。

*−*−*セッションの様子*−*−*
「YES/NO課題」の準備を私がキッチンでしていると、やって来て「うめぼしとニンジン」とか言ってるこてつ。それじゃぁ「NO/NO課題」じゃん(笑)!
大好きモモ缶と大嫌い梅干の準備をして、奥田先生と机で向かい合う。
奥「梅干、食べますか?」
こ「いーえ」
奥「モモ、食べますか?」
こ「はい」
超嬉しそうな顔でモモを食べるこてつ。今回は初めから「はい・いいえ」と紙に書いた視覚プロンプトは使わず行いました。バッチリ身に付いたようです。
休憩の時、奥田先生が「こてつくん、梅干いる〜?」と聞きました。こてつ、見事に「はいっ」と答える・・・。ちょっと言葉を代えられると、早くも応用が利かなくなるこてつ。次は机に座って、先生が色々な言い方でモモと梅干を勧めました。とりあえず初めての言い回しには全滅のこてつ。般化って難しいですね。でも、学習スピードは上がりましたから、繰り返すうち、10分くらいすると、ほぼ間違わなくなりました。例えば「梅干、いる?」「梅干、食べる?」「梅干、いる人〜」「梅、食べる人〜」みたいな感じです。練習中はプロンプトとして声に強弱を付け、「梅干」は大きい声で、その後は普通の声で行い、正解が続くと徐々に普通の調子の言葉がけにしていきました。モモに関しては言い方を変えられても大丈夫でした。
奥田先生からは、日常生活の中で、多分私の指示(「靴を履いてお外行くよ〜」など)が無意識にいつも同じ言い方になっていると思うので、意識してわざとに色々な言い方をして下さいとアドバイスもされました。
そう言えば、ABA以外の自閉症の取り説みたいな本などは、「指示は接する人がみな一貫して同じように」とよく書いてありますが、そうするべき時期と崩していくべき時期があるということも書いたほうがいいのになぁ。。と思いました。

次はこてつにとっては難題の「なぞり書き」の課題。縦直線を少し書いた後、「し」という字のような1回少しのカーブがあるものの練習。B5の紙に5〜6つ位書いていきます。
手順は今までと同じく、まず始まりの部分と終りの部分に100均で買った丸いシールを貼り、先生が幅広蛍光ペンでこてつに見せながら、ゆっくりつないでいきます。そしてこてつに鉛筆を持たせ(公文の三角鉛筆6B使用中)、手背をプロンプト(徐々に指先だけのプロンプトにして、最後には完全に外してしまいます)しながらなぞらせます。「ゆっくりよ〜、ゆっくり〜」と音声のプロンプトも付いています。もちろん、この音声プロンプトも徐々に外していきます。
根強くシャーっと書いてしまう癖が残っているので、一度失敗して、カーブの所ではみ出してしまいました。先生に指摘されただけで自信を無くし、次ぎ書くときは「おくだせんせいと、せんせいおててつないでっ、せんせいかいて」などと弱音バリバリ。でも、「はいはい、一緒に書こうね〜」などと言い、上手く誘導しながらこてつに書かせる先生。そんな時はこてつもすごく慎重になっているので上手になぞれていました。いつもこんな感じに書けるといいんですが。

最後は「クラス概念」。まずは簡単なものからと「動物」。これはスラスラと言えました。次に「海にいる生き物」、これはてこずりました。先生が「かつお」や「サバ」とか教えてくるけど、多分そんなもの知らないこてつ。???状態でエコっていたと思います。自発では「きんぎょ」とか「かえる」とか、、近いけど海じゃない。これも教えないと。そう言えば水辺の生物かなんかの絵カードがあったはず。探してみよう。海の生き物でてこずったので次は簡単なもの「色」、これもスラスラ答えました。最後に「赤いもの」これが意外とスラスラで「トマト、りんご、いちご、さくらんぼ」と4つまで出て、最後少し考えて「シャツ」(先生が赤いTシャツを着ていました)と。これは「えらいな〜〜〜」と先生にとても褒めてもらいました。
クラス概念は家でちょくちょくやっておくこと、その時に少しづつ今回の「赤いもの」のように「丸いもの」や「黄色いもの」など入れていき、抽象概念を身に付けていけるようにとアドバイスいただきました。


<5歳3ヶ月>

クラス概念はたま〜に思い出したときにやっていました。あとはひらがなを読んだり、数字を読んだり、数を数えたり(10以下ね)そんな感じかな?
ひらがな読みはやっぱり嫌いで苦手です。一つ一つ拾い読みが面倒なのか、はじめの2.3語を読んであとは予測変換してしまったり・・・。

++++セッションの様子++++

部屋に入る前から「おくだせんせい」と言うこてつ。奥田先生が「こてつくーん・・・」と呼びかけてくれました。私が「こてつくん、何ていうの?」と促すと「おはよう」と元気よく言った。ズルッ、もう日は傾きかけてるよ。でも先生には「なんていうの?で挨拶がでるとは上等!」と言ってもらえた。

最近の様子などの相談を終え、最初の課題は「YES/NO」から。
前回で要求場面での「はい・いいえ」はO.Kになっていたので、それ以外での「はい・いいえ」へ。先生がまた紙に「はい」と「いいえ」と書く。そしてそれをこてつの前に置き、こてつに絵カードを一枚づつ見せ、「これは犬ですか?」「これはご飯ですか?」と聞いていく。こてつは「はい」「いいえ」と答えていくが、それが例えば「犬」のカードに「これは牛ですか?」と聞かれ「はい」と間違えた場合。間違いなので「いいえ」と答えるよう、プロンプトカードを指さしして修正。修正した後同じ犬のカードで今度は「これは犬ですか?」と聞かれるとさっき教えてもらった「いいえ」と答えてしまう。他のカードでも然り。「飛行機」のカードに「これはコップですか?」と聞かれ「はい」と答えて間違えた場合。修正として「いいえ」と答えるように教えられる。その後続けて飛行機のカードで「これは飛行機ですか?」と聞かれると「いいえ」と言ってしまう。先生曰く「要するに、一回前に修正された答え方で答えているパターンで、よくあること」とのこと。
なんだか見ている方がガクッときてしまう。もっと分かってるかと思ってたよって。
先生の解説では「ことばと行動」の本の中にも解説されてる「条件性弁別」がこてつはまだまだ苦手だということでした。つまり、こてつは「絵」しか見ていないか、または「先生の教示」しか聞いていないかのどちらかだということです。
次回は別の切り口からアプローチするとのことで、準備するものを指導されました。ただし出来るようになるにはもう少し時間がかかるかもしれないと言われました。これは説明しにくいので次回訓練も行ってからまたマンガで説明したいと思います。

次は「なぞりがき」の課題。
まずは縦直線のなぞりがき。いつものように先生が太い蛍光ペンで書いた線をなぞる。O.Kとのことで次に一回曲がる「し」の字の形のなぞり書き。これもO.K。つぎは「よ」の字の一画目を除けたような形のなぞり書き。これもO.K。
なぞっている間のプロンプトは言葉での「ゆっくりよ〜」や「よく見て〜」で出来ている。書き始める前の鉛筆の持ち方はまだまだ身体プロンプトが必要なレベル。何度やっても手関節を掌屈させ、鉛筆を全ての指で握りこんでしまう形を取ってしまう。強固な癖。スプーンも同じ形で握っていることが多い。
その後はひらがなを書いていった。大きさはB5の紙を横にして横に4文字くらい並ぶ感じ。1文字6〜7センチ角位か?ひらがなは一文字を一度になぞらせるのではなく、一画ごとになぞらせる。これは手背部の軽いプロンプトが必要になる事もあったが、出来上がった「おかあさん」はちょっと感動ものだった。こてつが書いた「おかあさん」。先生が「こてつくん、読んで」と言って一文字づつ読ませる「お・か・あ・さ・ん」いいねいいねぇ〜。
このなぞり書きに関しては、やっと家で私とやってもいいよとの許しがでた。但し、「おかしくなりそうだったら止めておいて」という制限付で。そして、私もプロンプトの仕方を指導されました。これがなかなか・・・見るとやるとは大違いなわけで、自分PTです!っておおっぴらに言うの辞めておこうか?って程「そうじゃなくて」と直されてしまいました。こてつの鉛筆を正しく持たせる身体プロンプト・どの部分を無駄なく最小限に押さえコントロールするかが9割、あと1割は運筆の進行方向をさり気なく教える感じか。具体的には書いても分かりにくいし、当てはまる人も少ないと思うので(こてつみたいに握る人)省略しておきます。

ひらがな読みが嫌いなようで進まないということを相談しました。
先生からは「本を読んでもらうのは好きか?」と問われ、それはこてつは好きだと答えたところ、「では絵本を読んであげる時に、最後の一行だけこてつに読ませるようにしてください」と言われました。次のページをめくる事で強化できるから、無理しないように、最後の一行だけ。一行読めたからといって欲を出して二行にしないように、少なくても2ヶ月は一行だけにしてくださいとのことでした。細く、長く続けてみます。


<5歳4ヶ月>

ひらがなを読んだり、数字を読んだり、ひらがなを書いたり、数字を書いたり。10以下のものを数えたり。そんなことや、あとは保育園の帰りに給食は何を食べたか?とかおやつは何だったかとか聞いたり、そんな感じの日常です。報告課題が出来た頃から行っているこの、「今日は園で何食べた?」は未だに今一つ。いえ、好物の時や、よっぽど嫌だった時は即答できるのですが、それ以外では思い出せないこともよくあります。本人も思い出そうと考えている様子は見えるのですが。

:::::セッションの様子::::

戸を開けて部屋に入った時に「こんにちは」と私がまず言ってしまって、しまった・・・と。こてつに先に言わせるつもりでいたのに。「こてつくんも、挨拶」と促すと「こんにちは」と言っていました。

「Yes/No」課題で使うので準備をしておいて、と前回のセッションの時に言われていた物の準備を、私がすっかり忘れてしまっていました。先生に断ってその場でPCとスキャナ、プリンタを使って作成作業。。な、何と時間の勿体無い・・・。作成しながら最近のこてつの様子などを先生と話します。
準備が整った所で「Yes/No」課題の開始。
作った物とはA4の用紙を縦にしてその上部中央に絵カードのコピーを1つ入れるというもの。絵カードは「スプーン」「ボール」など4種。そして、その紙を1枚机に置き、絵コピー部の下に本当の絵カードを裏向けにして置きます。まず、コピーの方の絵に注目させ、次に絵カードの方に注目させます。そして「これは○○ですか?」と絵カードの方を指示しての質問。○○の部分は絵コピーの事を言っているので、2つ縦に並んだ絵が同じならば「はい」違っていたら「いいえ」と答えるシステム。(こんな説明で分かるでしょうか?いつかクリアした時にはマンガにして絵で説明します)
こてつはやっぱりこれでも難しいよう。正解率が上がってきません。前回セッションの時と同じような間違いをしています。考えて答えているのだけど違う・・・。視覚と聴覚の両方いっぺんに正しく弁別して答えるのは、こてつにはまだ高度なようです。何度も短い離席の休憩を入れながら行いましたが、最後の方は飽和状態になったか?着席してもカードを見ようとせず自分の世界に入ったりの行動が頻発し、注意が持続しなくなりました。先生からは、やはり今のこてつにとっては難易度が高いので、少しこの課題は休んでみようと言われ、次回からはこれに代わる課題を用意すると言われました。そして課題を休むからと言って落ち込む事は無いという感じの親へのフォローも入りました。そんな暗い顔してたんでしょうか、私。
「YES/NO」課題って、ほんと難しいですね。以前も書いたと思うのですが、この日記だけを参考にして家庭で無理に実施しないほうがいいと思います。誤学習の原因になってしまいそうですから。

「Yes/No」の次は「なぞり書き」です。私が日々鉛筆の持ち方を矯正したにも関わらず相変わらず変で、奥田先生に直されています。ただ、なぞり書き自体は上手になり先生から「ああ〜!」っと修正される事はなくなりました。なぞり書きに関して、こてつは、奥田先生とやるときはキチンとした修正が待っているので、まじめに取り組んでいて、私と一緒にする時とは態度が全く違い、ふざけた行動など皆無です。私とすると最後の「止め」をわざとグルグルグル〜として笑ったり、わざとはみ出して笑ったりするのです。先生に言わせると私がこてつに「遊ばれている」からだと。なぞり書きは公文でもやっていて、やはり「おふざけ」があることを相談しました。そういう場合は、ちくちく言葉で注意を与えず、例えば一回でもそういうふざけた書き方をすれば即荷物をまとめて退室(こてつは教室にいたがるので罰的な要素ですね)するようにした方がいいとアドバイスされました。
そして、なぞり書きに関して、前回書いた「す」の字の書き方を忘れている(ぐるりと回る部分で躊躇してるし、プロンプトがないと間違う)との事で、私の方に「どうして?」「ちゃんとやってましたか?」攻撃?がチクリときました。痛っ。「す」の字は2〜3回しか書いてないです。最近書いてませんでした。とはちょっと恐くて言えませんでした。簡単な字しか書いてなかったから。
先生と何度か練習して「す」もO.Kになりました。前回は一つの文字でも1画1画なぞり書き部分を書き足しながらなぞらせる感じでしたが、今回はまずなぞらせる字を書いて、書き始めのところを人差し指で「コンコン」と叩いて教え、2画目も「ここから」という感じにコンコンと人差し指で叩いてプロンプトをし、書かせていました。
こてつは1文字ごとに鉛筆を持ち直したりして、せっかく矯正した持ち方が長く続かないので、最後は先生が2〜3文字の単語を書き、コンコンのプロンプトで休息を与えず(持ち方を代える暇を与えず)一気に書かせたりしていました。
正しい持ち方は慣れるしかないから、とにかく少しでも長時間正しい状態で書くことを続けるように、その為に私とする時もこれからは単語を一気に書かせたほうがよい、プロンプトは書き順を教えるつもりですればいいとアドバイスされました。

今回は私のほうの不備(準備をしていない、宿題をきちんとしていない)があったのが反省点です。やはり子供に伸びてもらいたいなら自分もすることはしないとと。
次回までは、ちゃんとこつこつ宿題(なぞり書き)はしよう!と気を引き締めてみました。


<5歳5ヶ月>

なぞり書きを、少しずつ(1日紙1枚程度&公文の分)ですが続けました。 ひらがなの読みも続けています。
街は日ごとにクリスマスムードが高まっています。こてつは毎日車の中でクリスマスソングを聞き(ジングルベルばかりをしつこくリピート)、ツリーのライトに喜び、街のイルミネーション(点滅系)に喜んでいます。
「サンタさんに何貰う?」に「プレゼント」と言え、「プレゼントは何が入っちゅう?」には「ケーキ」と答えています。多分絵本の印象が強いんでしょう(苦笑)。
「こてつくん、何欲しい?」に「ゆきだるま」と言われたのですが、、雪国ならともかく、ここ南国高知ではそれは難しい注文。でも、雪だるまも何か絵本かそんなものの影響かな?と思っています。実際雪だるまをプレゼントされて喜ぶとも思えないですから。何というか、そこに健常児の様な執着的な欲求はなく、何か言わないといけないから、とりあえず絵本で見たあの場面のを言っとこか。みたいな印象をうけてます。

*〜*〜*〜*セッションの様子*〜*〜*〜*

トイレを済ませ、いざ入室。まず、先生とのこの一月の様子や課題の話を。私とするなぞり書きは殆どおふざけは見られなくなったという嬉しい報告と、公文の場面では、私とマンツーマンでする日はさっさと課題をこなせるけど、先生とマンツーマンになるとおふざけが出て床に寝そべったり、きちんと座らなかったりで、まずプリントにすんなり入れないし、入っても所々におふざけが出るという困った話を相談しました。
すると、何故、私との時はおふざけが出なくなったか・・・から。1つは私の態度が変わったこと。ふざけた時に「ダメ」と注意する時も、つい顔がニコニコしていたのを改め厳しい態度に変えたこと。もう一つに、公文の後のご褒美(パン屋でパンを買う)を、ふざけが酷い時に与えず、上の子だけに買ってあげた事が、思い当たったのでその報告をしました。そこから先生が、「では、公文の先生とマンツーマンでする日は約束をするようにしましょう。約束が守れなかったらパンは無しにして」と提案されました。
ただ、現状のこてつの言語レベルでは可能かどうかは、やってみないと分からないので、1ヶ月で変化が出てくるか見てみましょう。という事でした。
具体的には、入室直前に「寝ころばない、ゆっくり字を書きます」など、(いつも同じ台詞で)言って復唱させ、次に退出した直後に約束について「○○はできたね、えらかったね」や「○○が出来なかったから今日はパンはなし」など、フィードバックさせるというものです。このときの約束の内容は「ちゃんとしましょう」や「きちんとする」などではこてつが分からないから、具体的な行動を告げるようにとアドバイスされました。あと、くどくど言わないという事も念を押されました。

さて、最初の課題はおつかいの課題をちょっとだけ細かくしたもの。(トークンを使って一施行毎にシールを与えています)
先生がこてつに積み木を渡し「積み木をピアノの上に置いてきて」といいます。こてつはピアノのところに行き、椅子を引き出して乗っかり、ピアノの上に無事積み木を置いてきました。
次に玉ねぎの絵カードをこてつに渡しながら「玉ねぎを椅子の下に置いてきて」と言います。こてつは椅子のところまで行きポイと椅子の上にカードを置きました。「お母さん、プロンプトしてあげて」と言われ、「こてつくん、椅子の下で」と声がけ。するとこてつは玉ねぎカードを取って、椅子の前下へ置きました。プロンプトを先生から促され椅子の下の床を指で叩き「椅子の下」と言うと、今度はこてつもカードを正しく椅子の下に置きました。プロンプト付きで成功した所で、もう一回プロンプト無しで先生からカードを渡される所からやり直します。次はすんなり合格。
「まつぼっくりの横にカード置いてきて」・・・O.K。「籠の中にカード入れてきて」はカゴが分からず、「カゴはこれで」と教えるとO.K。「ピアノの下にカード置いてきて」はピアノまで行き、少し前にした「ピアノの上」を思い出したか、「ピアノのうえ」と独り言を言うので、もう一回、椅子に座らせ「ピアノの下にカード置いてきて」と先生が指示を出しました。次は迷わずピアノの前下にカードを置き、すぐにピアノの真下になるように置き直しました。
ちなみに途中から課題施行後は「できました」と本人に言わせるようプロンプトし、強化はその言葉の直後にするようにしていきました。
「トーマスの入っている白い箱にカード入れてきて」は箱の蓋を開け、ポイッとカードを入れたとたん、私がニコッとしたものですからこてつがじっと私の顔を見ていました。そして、私を顔を見ながら蓋を閉め、「で・・・」とプロンプトされ「できました」と言ったところで強化!(褒め言葉とシール)
「カゴの下にカード隠してきて」と言われたのは、カゴのところまで行ったけど、どうしよう?という感じにカゴにカードを入れてみたり出したり、籠の前にカードを置いてみたり。また私のプロンプトで、私がカゴを持ち上げ「カゴの下」と言いながら、机の上(机の上にカゴがあったので)を指さしました。こてつはその部分にカードを置き、そしてカゴを乗せ、隠して正解。もう一度プロンプト無しで始めから行わせます。
「トーマスの入ってる白い箱の下にカード置いてきて」は出来ました。重いのによっこらしょとばかりに箱を両手で持ち上げ、カードが置けなくなり、次は片手で片側だけ上げて、もう片手で箱の下にカードを置いていました。一生懸命さが可愛すぎました。
先生に「今日は逸脱っぽい遊びが少なくって、よく集中して頑張ってますね」と褒められました。
トークンのシールを貼り終えて、こてつがお菓子を貰って休憩している間に、先生から私が正解・不正解を顔に出すからこてつが私の顔を見るということを注意されました。、自分この事は過去にマンガにも描いてるのに身についてないですね。

次になぞり書きをしました。前回よりももう少し小さい字になっています。鉛筆の持ち方がまだダメだけど大分ましになってきたと言われました。そして、正しい持ち方を何か命名しておいて例えば「○○の持ち方」とかいうと自分で持ち直しが出来るようにするといいと言われました。
なぞりがきは今回は「す」の字も合格で(やりましたから、家で!)他の字も「これだけ神妙に真面目に書けるようになってきたら、もう自分と(先生と)沢山練習しなくてもいいでしょう、家のほうで続けても大丈夫」と言われました。

なぞり書きが案外早く終り、次は久しぶりに・・・と「クラス概念」。「食べ物」「赤いもの」「海の生き物」・・・「海の生き物」は前回(数ヶ月前ですよね)の時出来なかったのでその後少し特訓して、その時は言えるようになっていたのですが、、忘れていましたね。2つしか自分で言えませんでした。やはり、普段の生活に密着していないからでしょうか。

その後、「長文エコー」をしました。13文字前後5語文くらいのもの。知っている語彙ばかりですと殆ど「てにをは」も間違わないですが、やはり知らない、聞きなれない語句が入ってくると、とたんに怪しくなっていました。でも頑張って言ってましたよ。先生にも褒めてもらっていました。今のこてつは、馴染みのある言葉なら、5〜7語文が聞き取れ、4語文程度で話せる、という状態だそうです。
長文エコーの中で数字もしました。「2.4.6.8.10」や「5.10.15.20」「10.9.8.7.・・・」飛び飛びの数唱は今後時計をする時に便利だから、今は意味は分からなくても、とりあえず言えるようにしておいたほうがいいと言われました。
お風呂での数数えは、順唱に始まって、今は「28〜65まで」みたいに1からじゃなく、途中のぶち切りでしていましたが、今晩からは逆唱又は2飛び5飛び10飛びの数唱になります。

そうして、盛り沢山になった1時間が終わりました。これからまた一月、数唱をお風呂でしーの、公文での約束を実行してみーの、ひらがなのなぞり書きさせーの、な生活が始まります。


<5歳6ヶ月>

数唱はいい感じの手ごたえを感じた(取りあえず宿題の分は出来たっぽい)一月でした。
公文でのお約束は、どうでしょう。半々という結果です。何がって、パン屋さんに行ける日(守れた日)と行けなかった日(守れなかった日)が。それまでがそれまでだったからこの結果でも公文の先生からは「最近落ち着いて取り組めるようになってきたねぇ」と言われ、「個別の回数を減らして、集団を多くしてみよう」と言われました。今月(1月)から個別は月2回となります。正直、まだ個別の落ち着いた環境できちんとみてもらいたい気分もありますが、個別は公文の無い日に教室を開けてもらっているのであまり無理は言えません。
あと、ひらがな読みやなぞり書きはちょっとお正月もあって振り返るとサボりぎみな一月でした。

+++++セッションの様子++++++
部屋に入る前に
「こてつくん、奥田先生に あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いしますって言うがで」
と説明して、1回復唱させました。(おくだせんせいに・・・から復唱してるこてつ)
ブーツを脱ぐのに手間取ってる私より、先に部屋に入ったこてつ。案の定挨拶は聞こえてきません。
私が追いついて「こてつくん、何って言うがやった?」と声をかけ、やっと
「あけましておめでとうございます、ことしもよろしくおねがいします」(前半ごにょごにょ、後半なぜか歌舞伎調)が言えました。

訓練に入る前にこの一月の様子を話します。その時に上述の公文の事を話しました。
すると先生からは「これはすごく難しい約束だから、半々でも効果が出てるなら続けて行ってください。公文の先生から客観的に見ても落ち着いたと言われたって事は、本当に変わってきているんでしょうし。100%約束が守られるのはこの場合難しいですが、今後この比率が5対5から6対4、7対3に変わっていけばいいんです。その為にやはり約束は続けましょう」と言うことでした。なぜ、この場合の約束が難しいのかというと、毎回教室の雰囲気や他の子供の様子など条件が一定しないからだそうです。
あと、教室から出た時に私が寝転ばなかった日は「寝転ばんかった人〜」にこてつが「はい」って答えて、寝転んだ日には「寝転んだ人〜」に「はい」っと答える(どちらにしても「はい」)仕組みになっていているのですが、わざとちゃんと約束が守れた時に「寝転んだ人〜」とかって聞いてみてくださいと言われました。「YES/NO」の確認になるし、本当に約束が分かっているのかまだ怪しい所もあるので、ということでした。

まずは「空間概念の課題」をしました。これは以前4歳5ヶ月で行った課題です。今回はこの先の事をするはずでした。が、、1年前の課題を行ってみるとなんと出来ない状態になっていました。(復習はホント大切ですよね・切実・泣)
ですので、1年前と同じ事をしました。道具は同じで牛乳パックで作った3×3の9個の部屋と目印の人形(今回はネコ)と積み木です。
ネコを真中の部屋に入れ
「ネコの上」
と先生がこてつに積み木を渡します。こてつがその積み木をネコの上の部屋に入れます。
「ネコの上」
と、また先生が積み木を渡します。こてつはその積み木をネコの上の部屋の隣りの部屋に入れます。
「ざんねーん」
と、先生から修正の手続きが入ります。
「ネコの」と言い、エコーさせながらネコを触らせます、「上」と言いエコーさせながら上の部屋を触らせます。そしてもう一度
「ネコの上」
と言って積み木を渡します。
こんな感じで上と下と右と左の4方向(の部屋に積み木を入れる)をランダムに行いました。
何度やっても、1つの部屋に2つ目の積み木を入れる時は隣りの部屋に入れたい(1つの部屋には1つの積み木)というこだわりが、こてつは強く見られました。
あと、左右もなんだか曖昧になってしまっていて、がっくりでした。一応、右手、左手は分かりますし、道など「右に曲がって」も分かるのに・・・何故?みたいな。
先生の話ではこてつは積み木を置く時に例えば「ネコの上」なら「3階です」と言い、「ネコの下」なら「一階です」と言い、左右の場合は「2階です」と言い、空いた時間には「上へまいります」などと、無駄な関係のないおしゃべりをしてるから課題に集中できていないと言う事でした。
確かに、、先生に「ネコの○」と言われて積み木を出されても、反応しない事も何度もあったし。。なかなかの事ですね。また家でゆっくり一月かけて取り組みます。先生には「まぁ、別に無理しなくてもいい課題です」とは言われていますけど。

その後は「長文エコー」をしました。数字系と文章系。
「100、200、300、400」と言われて「100、300、400」になってしまうこてつ。ゆっくり3回くらい言いなおしてもらってやっと言えていました。
「70、69、68、67」これは全然ダメで「70」の後は適当な数字を言ってました。。
先生からは、まだこてつの中で数字が整理されて並んでないから、自分達なら簡単だと思える規則性のある数字のエコーが出来ないのだと教えられました。でも、まだ慌てる事はないとも言われました。
聴覚系の課題は、5〜7語文くらいの文章のエコー。今はこれくらいが何とか頑張って聞き取れてるけど、言うときに「てにをは」の間違いがまだまだあります。
先生の話では7〜8語文くらいをスラスラと「てにをは」間違わずにエコーできるようになったら、もう少し短めの「○○だから△△だ」とか「○○なのに△△だった」みたいな文章に繋げていけると言っていました。今のこてつの自発語は「○○だ」という文章のレベルで、「○○だ」と「△△だ」を接続詞を使って繋げていけるようになるのは、1年以上はかかるとの見込みでした。
そう言えば昨日プールに行ったとき「深いね〜、足とどかんね〜」を何度も言ってましたが、これが接続詞を入れられるようになってくると「深いから足が届かんね〜」という文章になってくるのか。。と一人納得したことでした。
WHは半年後くらいに課題として取り組んでみましょうとの話でした。日常生活で私がWHを使う分には別に問題はないようですが、きちんと課題として取り組むにはひらがながしっかり読めたほうが進め易いからとのことでした。

以上でしたが、今回は家でする課題を頑張らないとな・・・と思わされました。やっぱり復習は大事です。
今後一月は、ひらがな読み・ひらがなのなぞり書き、空間概念の課題に取り組みます。


<5歳7ヶ月>

実は公文を辞めました。理由は色々あったりするのですが、やはりこてつにはマンツーマンな指導が一番なんだと確信したと言う事です。
その他には特に変わったことは無く、ひらがな読みやなぞり書き、空間概念の課題をちびり〜ちびり〜と家でやってました。
空間概念に関しては、上記している教材で、真ん中にネコを置いて、上下左右は完璧になったので、こてつにとってもお楽しみ的な課題になっていました。

*****セッションの様子*****

玄関で私が靴を脱いだりで手間取っている間に、こてつが先に部屋に入りそうになったから、
「こてつくん、先生にちゃんと挨拶してよ〜」と言っておいて部屋に入らせました。
が、部屋からこてつの声は聞こえず。。私の声が聞こえていたらしい奥田先生が
「こてつくん、あいさつは〜?」と言っていました。  次の瞬間・・・
あけましておめでとうございます」というこてつ。
5年間こてつの母をやってる私もさすがに玄関でずりこけました。確かに、前回の1月のセッションではそういう挨拶をしたけれど。。よく覚えていたね〜と褒めるべきなのか、もうその挨拶はおかしいと言うべきなのか・・・。どちらもせずに、ただ笑ってしまった私です。

さて、まずは夏頃から本格的に始めましょうと言われている「どこ」「だれ」「なに」の課題、そしてそのプレ訓練用の教材作りの説明を受けました。次回のセッションまでに用意してほしいとのことで。
内容は、写真で教材を作るというものです。で、その写真の撮り方の注意を細々と説明してもらいました。
例えば、1枚に「どこ」「だれ」「なに」の要素全てを入れて(複合刺激)、階段で私がりんごを齧っている写真を撮ったとすると、「だれ」要素をパパやねぇちゃんやこてつに変えた写真も撮る、誰もいない階段だけの写真(単一刺激カード)も撮ると。その時カメラは3脚で固定させておき、人物はなるべく同じ立ち位置、角度、ポーズにする、など。あと、「どこ」の要素(玄関・キッチンなど)や「なに」の要素(バナナ、ジュースなど)も変えたパターンでも撮って複合刺激カードを作るという感じです。「だれ」要素や「なに」要素も背景なしでそれぞれ1枚づつ単一刺激カードとして作るということです。
ですので、「だれ」が4パターン「なに」が4パターン「どこ」が4パターンで計4×4×4=64(えーーー、今書きながら驚いた)、それに単一刺激カードが4×3=12 合計76枚!
それから、別にお遊び的に公園や川などに行って、複合刺激カードを適当に撮るということです。
ひゃ〜、100枚近くになってしまいますね(汗)。でも、お遊び的な複合刺激カードについては、全パターン用意する必要はないとのことです。
そして、厳重に言われたのが、先走ってこの教材で教えようとしないでほしいと言う事でした。変な癖がつくと矯正するのに時間がかかるからということです。

そんな話が終わると、前回できなかった「空間概念」の課題。(教材に関しては上記を参照してください)
こてつも得意になっているつもりですから、奥田先生が課題の準備をしている時から嬉しそうに座っています。100%の正解率で1回1回言葉&ブルブルで強化してもらえ、さらに5回くらいすると大好きなヨーグルトも食べられご満悦です。そして、私も誉めてもらえました(母、ちょっと天狗)。ネコさんをヨーグルトに代えてもO.Kでした。
小休憩を挟んで、もう一度同じ確認をしても100%の正解率で、また強化後小休憩し、次は中央の部屋のネコさんを右の真ん中の位置に置きました。
これにはこてつ、抵抗を示します。こてつ的にはネコは中心の部屋にいるものだったからだと思います。ですから、ネコの位置を元に戻そうとしますが、そんな抵抗は先生の前ではネコに伸びた手を直前にブロックされ玉砕です。だから、混乱したこてつは今度は席を立って逃げ出そうとしました。これも奥田先生に阻止され(椅子を並べて隣同士の位置に座っています)、先生の足で、こてつが席を立てないようにさせられました。もう与えられた事をするしかない、しないと開放してもらえない状態となりました。
「ネコの上」と先生に言われ、「ネコのうえ」とエコーしてから、積み木を貰います。こてつは右に寄せられたネコの上の部屋ではなく、元いた位置の上の部屋に積み木を入れました。
先生から修正の手続きが入ります。
「ネコの」でネコを触らせ「上」で上の部屋に積み木をおきます。
そしてもう一度繰り返します。「ネコの上」と先生が言い、「ネコのうえ」とこてつがエコーして(こてつがエコーするまで積み木を渡さないことがポイントだそうです)、積み木を貰い、ネコの上の部屋におきます。できた所で、すかさず先生の強化が入りました。
このネコが右の真ん中の位置では、他に「下」と「左」をしましたがクリアできたので、
「すごいっ、すぐに分かったやんっ!」とまたまた褒めてもらいました。
次に、右真ん中にネコ、中央にヨーグルト、左真ん中に消防車(のおもちゃ)を入れて、ランダムに「○○の上(下)」をしました。これも合格です。
次はアパートの様に立てて使っていたこのお部屋の教材をパタンと倒しました。そしてまた中央の部屋にネコをこてつ向きにして入れました。
「ネコの前」と先生に言われて、「ネコのまえ」とエコーし、積み木を貰ってネコの前の部屋に積み木を落としました。そして
「ネコの後ろ」と言われて、「ネコのうしろ」とエコーし、積み木を貰って、またネコの前の部屋に積み木をポトンと落としました。
何回かやってみましたが、こてつは手前の部屋ばかりに積み木を落としていました。それが初めての状態です。
この「前後」の理解テストの後、真ん中の1列に「ネコ」「消防車」「人形」を並べて、それぞれの「前後」について指導することになりました。まだ向かい合っての左右は混乱するだろうということで、今は「前後」だけで良いとのことでした。
そして先生から、
「後は家でお母さんが今までのようにやって下さい。これも大丈夫なはずです」と言われ、宿題となりました。

次に「ひらがな読み」をしました。
こてつの好きな絵本を使って、先生がゆっくり読んでいき、最後の3文字をこてつに読ませます。次のページでも最後の3文字を読ませます(指さしプロンプトしながら)。次のページで最後の4文字を読ませます。こうやって短い本だったので、最後は7.8文字くらい読ませる感じになりました。
最後の部分を読ませるのがポイントなので、最後が同じ感じに繰り返しているような本はあまりよくないと言われました。
(最初に用意した絵本が、殆どのページで「はしっていきました」で終わっていたから)
こてつの状態ですが、はじめの文字と絵を見て、文章を推測して言ったりするから、先生に一文字づつ指さしをされ、拾い読みをするように指導されていました。今まで、家や公文でやってきたプリントの癖が出まくっている感じでした。正確に読むまで次のページに進ませてもらえないから、少々、機嫌が悪くなりながらも何とか読んでいます。奥田先生からは、あまり最初から欲張って読ませる量を増やしたら、読むことが嫌になるので、あくまでも「読み聞かせ」のつもりで指導し、最後だけ自分で読んだという感じにするよう、助言いただきました。

以上です。
宿題は空間概念とひらがな読み。今までと変わらないけど内容は少し変わりました。あと、なぞり書きも引き続き行っていきます。


<5歳9ヶ月>

微妙に飛びましたが、、家では空間概念や、ひらがな書き、ひらがな読みをやっていました。
自分の仕事のこと、上の子の入院など、なんだかんだで何もできない日が続きましたが、今書きながら振り返るとそれは言い訳で、結局はダラダラしてしまったのだと思います。
新年度、こてつもとうとう年長になりました。
危機感を持った1年間にしていきたいと思います。

*−*−* セッションの様子 *−*−*

まずは、久しぶりの「非公開課題」。以前行ったことをしました。思った以上に、よく覚えていました。そして、もう一段階進んだ事(以前は全く出来なかった)を試すと、完全にできるようになったことを褒めてもらえました。現時点ではまだ詳しく書けずすみません。

次に「だれ・どこ・なに」のプレ訓練を行うための、現状のチェック。
まずは、単一刺激カードである写真(私、ねぇちゃん、こてつ自身、お茶絵本、階段、玄関など)を見せ、全部が言えることを確認します。
が、こてつはここで、「階段」を「おにかい」と言ったり、「お茶」を「ジュース」などちょこちょこミスをしたので、何度かやり直しをくらっていました。
数ブロック連続100点満点で、写真の命名ができれば次の段階に進みます。次の段階は、複合刺激に対する疑問詞質問への応答のテストです。
先生「食べてるのは、誰?」
こてつ「こてつくん」
先生「飲んでるのは、どこ?」
こてつ「ママ」
先生「食べてるのは、何?」
こてつ「ばぁちゃん」
先生「読んでるのは、どこ?」
こてつ「こてつくん」
  ・
  ・
  ・
こんな調子で、全ての疑問詞に対して「人」で答えていたこてつ。
小休憩後、問い方を少し変えて同じように15枚チェックしました。
先生「何を食べてるの?」
こてつ「ママ」
先生「どこで読んでるの?」
こてつ「ねぇちゃん」
  ・ 
  ・
問い方を変えてもこてつの答えは全く変わりません。
普段の会話から、もうちっと分かってるつもりだった母としては、このやり取りがジャブのようにボディーに効きました。
こてつの休憩中に先生から、見ての通り全てに人物で答えているとの話があり、そして、そういう子はけっして少なくない事、かえって「人物」に目がいってしまう子の方が多いこと。たまに「もの」ばかりを答える子もいるということ、この課題をクリアすれば、全て正解できるのだから、今は何も心配しなくていい事、、などの話を聞きました。
次回までに、もう少しカードを増やしておくようにと指示があり(人物4パターン・場所4パターン・物3パターンしか作れていなかったから)、今回はこれで終了しました。

次は「ひらがなよみ」です。やはり、もう年長だから「読む」「書く」「数える」を1年間しっかり行っていきましょうと言われました。
絵本を先生と一緒に読んでいくこてつ。先生がまず読み、最後の7・8語くらいをこてつに読ませます。
こてつの集中力はなく、独り言をいうわ、絵ばかり見て字を見ないわ、先生にプロンプトされて字を見たかと思うと、2.3文字見て予測変換を頭の中でしてしまい、そのまま口走ったり。傍で見ているとメタメタな感じでした。
2冊そんな感じで読み、こてつの休憩時間にまた先生のお話。
拾い読みがきちんとできていない事、拾い読みをさせるためにプロンプトがいること、注意欠陥がひどいこと、拾い読みができないと、新しい文章が読めないし、今後長文の読解などもできないから、きちんと拾い読みをさせること。拾い読みができて、読むのが上手になってくると、本が楽しくなって勝手に本を一人で読みだすから、そしたらほっておいても一人で賢くなってくれるから・・・という感じのお話です。
とにかく、きちんと拾い読み。
好きで何度も読んでいる本は、はっきり言って拾い読みではなくて、フレーズを覚えちゃってるから、、覚えていないなじみの薄い本でこれからきっちり頑張っていきます。

今回はこんな感じでした。


<5歳10ヶ月>

ひらがなのなぞり書き、本読み(拾い読み)は細々と続けながら、その他に時々積み木を数えさせたり(12まで)、積み木の模倣させたり(12個使用)、こてつがすごく喜ぶから連続の動作模倣とかして遊んだり(不器用なこてつは右手ピース、左手3本指を立てるとかは出来るけど、素早く出来ない)そんなことを家でしていました。

*−*−* セッションの様子*−*−*

今回も、私が玄関でぐずぐずしている間にこてつは素早く部屋に入っていました。
先生の「こんにちは〜」っていう声は聞こえるけどこてつの声は聞こえません(^o^;)。部屋に入ってみると、ジャングルジムに乗っかっていました。
まずは、先生とここ最近の様子や困った事を話し合います。
●以前はこどもの泣き声(こてつは大嫌い)が聞こえると、耳をふさいでその場から逃げていたのに、最近は「ぺーーん」と言いながら、手で頭を叩くマネをするようになったこと。スーパーなどでも小さい子が泣いていると、少し離れたところで「ぺーんぺーーん」と叩くマネをしているので困っている。これに対して、私は口頭で「叩いたらいけません。泣いてる子にはヨシヨシせないかん」と頭を叩くのではなくて撫でるように教えている・・・という話をしました。
先生:そういう子は少なくないことと、頭を撫でるように指導するのは良くないということを言っていました。なぜなら始めはヨシヨシと頭を撫でていても、お母さんが見ていない間に、いつこの撫でている手が、また攻撃の手に変わるか分からないし、実際変わってしまうから。と。ですので、この場合はこてつがその場を離れるように指導するのがいいということでした。
●通っていた体操教室を辞めたこと。教室側の体制の変化でこてつには目が行き届かなくなって、こてつがきちんとしなくても怒られる事もなく、こてつ自身も他の子と同じことをしようという姿勢があまりないので通っている意味もあまりないと思って辞めさせた。今後は現在週1のスイミングを週2にしようかと検討中・・・という話をしました。
先生:今やっているスイミングを増やすよりも、まだ今は小さいから色々な事にチャレンジさせた方がいい。そういう意味でまた別の習い事(勉強系ではないもの)を調べて、見学に行ったり、受け入れてもらえるかそこの指導者と話してみるといい。例えば空手とか、みんなと一緒に座らないといけない時にふらふらしようとしてたらびしっと怒ってくれるような先生の所とかいいと思う。あるいは、まったく逆に、ノリノリの細かいことは放ったらかしの、ダンス教室とかも良いと。楽しければ何でもO.Kというノリの教室も上手くいくかもしれない。先生がロクでもなければ、楽しいものも楽しくなくなるから。まぁ、幼いうちは色々試してみれば良いんです。
●園でお気に入りの女の子にチューをしてしまった。普段から、私(母親)を筆頭に、気に入っている人に対してのスキンシップは強くて、腕や足などを触りたがったり、抱きつきたがったりする。
先生:これは今(年長〜小1)から対処していかないと、そのまま放っておくと小学校の高学年あたりになるとストーカーや変態などと言われて問題になってくるケースが実際ある。具体的には母子の分離(身体接触という意味で)をしていくこと。母親がべったり身体接触を許していたら、他の人はダメっていうのに混乱したり、家の中ではO.Kで外に出るとダメなどとしているとますます混乱する。だから、家の中だろうが外だろうがべったり甘えてくっつくのはダメにしていく。手を繋いだりはO.K。人との接し方は結局親との接し方で学ぶということを認識しておく。今の段階ではお風呂での抱っこはやめる。寝る時に抱きついて寝るのは辞めさせる(抱き枕などを使うといいかも)。チューももうしない。母の膝の上に座るのはO.Kだが、背中にべったりもたれるのはダメにする。という感じでした。

さて、課題に入ります。「いつ・どこ・だれ」の写真を使って。まずは、前回同様単一刺激カードが全部言えることを確認します(単一刺激カードは前回より3枚増えました)。今回も「階段」を「おにかい」と言ったりして、何度かやり直しをしていました。
単一刺激カードが合格すると、次に「私が階段でバナナを食べている写真」を使って、いよいよトレーニングが始まりました。
先生「食べているのはどこ?」

こてつ「ママ」
先生「食べているのはどこ?階段」
こてつ「かいだん」
先生「食べているのはどこ?」

こてつ「かいだん」
先生「食べているのは?」
こてつ「かいだん」
先生「食べているのは?ママ」
こてつ「ママ」
先生「食べているのは?」
こてつ「ママ」
先生「食べているのはなに?」
こてつ「ママ」
    ・
    ・
    ・
こんんな調子が続き、、こてつは先生が強調して言ってる疑問詞を全く認識してませ〜ん、といった感じでした。「ママ」「かいだん」「バナナ」の3つの答えを選ばないといけないのは分かっているけど、どうやって区別して選べばいいのかがさっぱり分からないという表情をしていました。
飲み物カードをもう一枚と、読むのカードをもう一枚増やすよう指示があって、今回はこんな感じで終わりました。

次に、「なぞり書きは続けているけど、真っ白い紙に自分で字を書くのは出来ない、書けるようになるんだろうか?」ということを言うと、「こうすればいいですよ」とお手本を示してくれました。
紙に線を引き枠を作っておいて、左側に単語を書きます。こてつに読ませてなぞらせて、そのままその右側の空欄に、今書いた字を書かせます。「いす」となぞり書きした右横に「いす」と書かせるわけです。こてつは「す」をなぞり書きした直後にフリー書きだから、そのまま「す」を書きたがっていましたが、言葉や軽い身体のプロンプトで「いす」と書かせていました。
先生には「まだ走ってしまう頑固な癖が残ってるね〜」と言われました。そして「これがあると小さい字なんか書けないから、取っていかないと」と言われました。
今後は、短い単語でいいから丁寧に書かせる事、消しゴムで消して書かせるのはダメで、あえて書き直しをさせたいなら新しい紙にすること。との注意を受けました。そして6マスノートを買っておくようにと言われました。

今回はこのような感じでした。


<5歳11ヶ月>

前回のセッションでなぞり書きからの脱出を試みて、家でボチボチと行っていたわけですが・・・、こてつの拒否が出ました。なぞり書きの紙を用意すると、
「書くがぁせんが、グシャにするが」と言って、その紙をグシャグシャにしてしまうのです。以前公文のプリントで出ていた症状と一緒です。
なので、書く作業は途中から止めにしました。
何をしてたかというと、積み木の模倣とか、動作模倣とか、お寺の和尚さん〜の手遊びの練習とか(自分の手を叩いて、次に相手の手を叩いてって交互にしていく動作が出来なかったの)。動作模倣での発見は、例えば足踏みをしながら、上肢で連続の模倣をさせようとすると出来ない。足を止めると出来るけど、足を動かしてると出来ない。同じように、手を一定のリズムで動かしながら足を連続真似するのが出来ない。まぁ、全く出来ないのじゃなくて、しようとしてるけど不完全というところでしょうか。
だから、園でリズムとか大好きでノリノリなのに、動きはちっちゃい子ちゃんみたいにみえるんですよね。
さて、今月は脳波を取りました。やっぱり3ヶ所からテンカン波は変わらず出ていると。
後、特児の再申請のためにテストとか受けました。田中ビネーだったっけか?う〜んとね、5歳11ヶ月のこてつくんは3歳4ヶ月のレベルだそうです。IQは56です。4歳4ヶ月の時は58だったので、2下がってるのは誤差範囲内として、成長とともにそれなりに発達してくれているってことですね。

*−*−*セッションの様子*−*−*

まずはこのなぞり書きを拒否して紙をぐちゃぐちゃにしてしまう事を相談しました。私の話を聞いて
「それは、ベースには書くのが苦手っていうのがあるでしょうけど、注目もあるんじゃないかな?例えば、紙をぐじゃぐじゃにされた時に、お母さんが「こてつくん、ダメよ」とか言ってるんじゃないですか?」
「ええ、言ってますね」
「紙をグジャグジャにすると、お母さんはかまってくれるし、書かなくても良いしで結果的に強化してしまってるんですよ」
と言われました。
あぁ、そうか。私が強化してたのか。
対策として、「無視」と「こてつの嫌な事をする」をあげて、「嫌な事」の例を色々挙げてもらいました。この嫌な事の大事な所は、「直後にする」(数秒たったらダメ)と、「これをしたらという基準を自分で明確にしておいて、それ以外では優しいママでいる」(いつもだとこてつが参るし、大好きなママがこれをした時だけ、嫌な事するとなると効果的)ということだそうです。
ここで具体的な事例をたくさん紹介していただきました。どれも、奥田先生のアドバイス通りにやって直った実話から、詳細に教えてもらいました。
そして、今話題のサッカーに例えて、イエローカードの後にはレッドカードの退場があるから、イエローカードの意味があるけど、もし、イエローカードの後に退場はなくてイエローカードだけ延々と渡されるなら、選手にとってそのカードの意味はない、つまり「ダメよ」と言っても、延々と「ダメよ」だけじゃ効果はない、その先に「すごく嫌な事」がないとという感じの話をされていました。
結局、その後、書きは宿題にしないということになったので、食事の時のお皿を床に落としたら、、となりました。嫌いな食べ物が乗ってるお皿を、食べたくないから跳ね除けるって言う意味です。

ですので今回、こてつの訓練は、「書き」と「だれ・なに・どこ」の課題。
まずは「書き」
先生としますが、机に寄りたがらず、先生が呼んでも1回で着席ということが今回は見られませんでした。
先生がこてつになぞり書きをさせます。指先に力が入ってないから、本人が書こうとしても力が入るまでプロンプトで書かさないようにしていました(行動連鎖中断法だそうです)。何文字か単語を書かせて強化して椅子から開放、、を少し繰り返しました。
「書かんが」と言ってノートを閉じようとする場面もありましたが、奥田先生となら書くんですよね。そして、こてつの状態をみて、書きは宿題にはしない方がいいということになりました。

次に「だれ・なに・どこ」
前回同様にまずは単一刺激カードで名称を言わせます。今回は新聞とコーヒーも新しく仲間入りです。
これに合格して、前回と同じ「私が階段でバナナを食べている写真」を使って訓練に入ります。
奥「食べているのは、だれ?」(「だれ」の部分はゆっくり、強調して言ってます)
こ「ママ」
奥「正解っ」
奥「食べてるのは、どこ?」
こ「ママ」
奥「食べてるのは、どこ?かいだん」
こ「かいだん」
奥「食べてるのは、どこ?」
こ「バナナ〜」
奥「食べてるのは、どこ?かいだん」
こ「かいだん」
奥「食べてるのは、どこ?」
こ「Yくんが泣きゆうね〜」〔関係ない独り言)
こてつの注意を向けて
奥「食べてるのは、どこ?」
こ「・・・・」
こんな調子です。
正解を出すまでに、修正が5回も6回も7回も入ります。
また、こてつの独り言に「ぷっ」と私が後ろで笑ってしまい(先生に注意されました)、こてつ、暫くその独り言でおふざけが抜けなかったりましました。
先生から、1回の修正で正解を言えるのと、7回も8回も修正が必要なのは、同じ不正解でも違ってきます。こてつくんの場合、この課題の獲得は今は難しいかもしれません。次回様子をみて、もしかしたらこの課題は中止するかもしれませんと、言われてしまいました。
。*゚・(ノД`)・゚・
先生から、「多動も強くなってきてるね。テンション高すぎるし。これくらいだと薬物の対象になるんじゃないかな?薬でもっと興奮を押さえて学習したほうがいいかも」とも言われました。

今回はちょっとブルーな気分で終了したセッションでした。


**追記**
5歳11ヶ月の奥田先生とのセッション時、
・多動傾向が強くなっていること、
・独り言が多くなったこと、
・注意持続時間が短くなっていること、
それらが課題の遂行に障害となるレベルにあって、もうこのレベルは、薬物の対象だろうということを指摘されました。
確かに、小さい頃やっていて、治まっていたはずの部屋を走り回る行動が目立つようになっていた(その為、ダイビングして怪我もした)し、独り言は言いっぱなしで、こちらの問いかけにも、一度では返事をしてもらえないことが多い。

体調を整えるためのサプリメントは色々与えてきていたけれど、このハイテンションはもうサプリでなんとか・・・の域をこえているのかもしれないな。
6月に取った脳波でも、
「前回と傾向はあんまり変わらないけど、少しテンカンの波が強くなってるかも」
と言われていたし。
3箇所といわれていた、異常波が出ている場所が4箇所に増えていたし。でも、今までの病院では特に薬物療法は薦められることはなかったです。

そこで、奥田先生に言われたとおり、別の小児科を受診してみました。
結果、お薬を処方されました。
さらに衝撃な事には、てんかんの発作はまだこてつは起こしていないと思っていたのに、実は高頻度で起こしているということを指摘されてしまいました。
私が想像しているような、意識消失するような発作ではなくて、右の手足がビクビクするという現れ方をする発作だそうです(こてつの場合ね)。
ええ、確かに、それならいつものことですねぇ。これがてんかんの発作だったんですか、こてつにとって。。
追い討ちをかけるかのように、「6歳までに治療を終わらせるのが理想だけど、、、う〜〜ん、もう6歳になったかぁ」のお言葉。
「でも、大丈夫、6歳から治療しても改善はするから。このテンカンの波を薬で押さえたらビクビクすることもなくなるし。異常な波が強い場所が、言語を司ってる部分と、人の目を見て相手の気持ちを思う部分と、自分を抑制してじっとしていたりする部分だから、ここを整えてあげると、ABAで色々やってるのも効率が良くなるよ」と言ってもらえました。
そして、その言葉に一縷の望みをかけて、6歳になった今月から、こてつのお薬生活が始まりました。
「熱があろうと、何であろうと、絶対に薬を飲ますのを忘れないように」
と厳重に注意されて。



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